「そろそろトイレトレーニングを始めた方がいいのかな?」
「周りの子はもうおむつ卒業したみたいで、少し焦る…」
新学期が始まると
そんな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
いざトイトレを始めてみても、嫌がって座ってくれなかったり
思うように進まなかったりすると
「このやり方で合っているのかな?」と
悩んでしまいますよね。
そんな時におすすめしたいのが
「絵本」を使った関わり方です。
今回は、トイトレがうまくいかない時に
絵本を取り入れるメリットと
やさしく進めるコツ
そしておすすめの絵本を3冊ご紹介します。
トイトレがうまくいかないのはなぜ?
トイレトレーニングがうまく進まないと
「やり方が間違っているのかな?」と
不安になることもありますよね。
でも実は、うまくいかないのには
いくつか理由があります。
ひとつは、まだタイミングが合っていないこと。
子どもの発達や気持ちの準備には個人差があり
大人が思っているよりも少し時間が必要なこともあります。
また、「トイレに行かなきゃ」と言われることで
プレッシャーを感じてしまうこともあります。
特にイヤイヤ期と重なると
余計に難しく感じることもあるでしょう。
さらに、トイレそのものに不安や
抵抗を感じている場合もあります。
「なにをする場所かよくわからない」
「狭くてなんだか怖い」
そんな気持ちがあると、なかなか前向きにはなれません。
トイトレに絵本を取り入れるメリット
そんな時におすすめなのが
絵本を使った関わり方です。
絵本にはトイレで何をするかを
自然とイメージできる良さがあります。
言葉で説明するだけでは伝わりにくいことも
絵とストーリーがあることで
子どもでも理解しやすくなります。
また、絵本の中の登場人物に自分を重なることで
「やってみようかな」という気持ちが生まれることもあります。
さらに大切なのは、絵本を読む時間そのものが
親子にとって楽しい時間になることです。
トイトレを「頑張るもの」にするのではなく
「楽しいもの」として感じられるようになると
子どもの気持ちも少しずつ前向きに変わっていくでしょう。
絵本を使ったトイトレの進め方
では実際に、どのように絵本を取り入れればよいのでしょうか。
まずは、特別なことをしようとせず普段の読み聞かせの中で
トイレ関連の絵本を取り入れるだけで大丈夫です。
トイレに行く前や、お風呂の前など
タイミングを決めて読むのもひとつの方法です。
繰り返し読むことで、少しずつイメージが定着していきます。
大切なのは、絵本を読んだからといって
無理にトイレに誘わないことです。
「やってみる?」と軽く声をかけるくらいで十分ですよ。
子どもの反応をみながら
「楽しい」「トイレに座ってみたい」
そんな気持ちを大切にしていきましょう。
では次に、トイトレの時期におすすめしたい絵本を3冊
おすすめポイントと共にご紹介いたします。
ひとりで うんち できるかな

タイトル:『ひとりで うんち できるかな』
作 :木村裕一
出版 :偕成社
発売日 :1989年12月
定価 :680円+税
絵本の内容を紹介
ねこやかいじゅうさん達がおまるに座ってうんちをします。
みんなうんちができるかな?
トイレで排泄する時に大切なことを仕掛け絵本で楽しみながら学べます。
おすすめポイント
①0歳でも読める
他のトイレトレーニングの本と比べて文字やページの数が少なく、トイレトレーニングを始めたての小さな子どもでも抵抗なく読むことができます。
絵は見開き1ページごとに大きく描かれていて、しっかりと黒で縁取りされたキャラクターはとても見やすくて、何をしているかが分かりやすいのがとても良いポイントです。
②仕掛けがあって面白い
仕掛けがめくれるようになっているので、子どもが楽しく読みながら自然とトイレに親しむことができます。
キャラクターそれぞれ、うんちの様子が違うので、この子はどんなうんちだろう?と想像するのが楽しいです。ちなみに私はかいじゅうさんのうんちが好きでした!笑
③シリーズ絵本だからキャラクターに親しみが持てる
こちらの絵本は全19作ある『あかちゃんのあそびえほん』シリーズのひとつです。
長く続くとても有名な絵本シリーズなので、地域の図書館はもちろんのこと、児童館や保育園などでもよく見る絵本です。
このシリーズ絵本の良いところは、固定のキャラクターがいるところ。どの絵本にも出てくるねこやかいじゅうさんがいるので、キャラクターに親しみをもちやすくなります。かいじゅうさんも頑張ってトイレに座っているから自分も座ってみよう!と前向きにトイレトレーニングに取り組めそうです。
おトイレさん

タイトル:『おトイレさん』
作 :きたがわめぐみ
出版 :教育画劇
発売日 :2013年 7月1日
定価 :1,100円+税
絵本の内容を紹介
おトイレさんが歩いていると
いろんな動物たちが「おしっこさせて」とやってきます。
まだトイレでできない子も
おトイレさんが優しく応援してくれます。
おすすめポイント
①ダジャレが面白い
チョビ髭がチャームポイントのおトイレさん。
表紙のこの見た目からもう面白さが伝わってきますが、このおトイレさんの言うダジャレが面白い!
トイレがメインの絵本かとおもったら、ダジャレがメインだったの?!と疑うほど。
5個以上もダジャレが出てきて子どもたちを笑わせてくれます。
面白くてユーモアたっぷりなおトイレさんと一緒なら、きっとトイレトレーニングも楽しく取り組むことができそうです。
②おトイレさんが優しい
絵本の中には、まだトイレでできない子も出てきます。
そんな子に対してトイレさんは、「おおきくなったら また おいで」と声をかけます。
決して急かしたりせず、その子がトイレに座れる気持ちになるまで待つ様子が
とても素敵だと思いました。
親心的には(実際に私もそうですが)、「座るだけ!」「やってみよう!」などと
声をかけたくなりがちですよね。
でもその声掛けがプレッシャーになってるかもしれないと思うと
おトイレさんのように子どもの気持ちに寄り添った声掛けを心掛けたいなと気付きました。
ぼくのトイレ

タイトル:『ぼくのトイレ』
作 :鈴木のりたけ
出版 :PHP研究所
発売日 :2011年 8月1日
定価 :1400円+税
絵本の内容を紹介
これは、トイトレを始めたばかりの子ではなく3歳以上の少し大きい子向けかなと思いました。
(ページ数や文字数が多く、絵が細やかなため。)
トイレで座っている「ぼく」が、たまには違うトイレでしてみたいと想像します。
「ふにゃふにゃトイレ」「たかいトイレ」いろんなトイレが出てきて、どんどん想像が膨らみます。
でも、トイレのことを考えていたら、あれ、トイレが盗まれちゃった?!
おすすめポイント
①いろんなトイレが出てくる!
ご存知の方も多いかと思いますが、作者である鈴木のりたけさんは斬新なアイデアや発想で有名です。
この絵本も、普通では考えつかないようなびっくりな発想でたくさーんのトイレが出てきます。
ページが進むごとに2,3個出てくるかと思いきや、見開きのページいっぱいにびっしりと
たくさんの「〇〇なトイレ」のアイデアが描かれていて驚きました。
絵も細かいので、じっくりひとつずつ見るのも楽しいです。
②ストーリー展開にびっくり!
いろんなトイレを想像していた「ぼく」ですが、急にトイレが盗まれて追いかけることになるのです。
あまりにも急な展開に一瞬ついていけず、絵本ですが読み返してしまいました。笑
そして始まる犯人さがし。有名な絵本「ウォーリーを探せ」のようにページ一面に描かれた絵の中から
犯人のキャラクターを探します。
ゲーム感覚で楽しみながら読めるのがとてもいいなと思いました。
③最後には温かいメッセージ
この絵本は最初、トイレの中にいる「ぼく」が1人だけ出てきますが
絵本の最後はたくさんの友達に囲まれて、楽しそうな「ぼく」が出てきます。
トイレの中は一人で入るけど、決して怖くないよ。
そんなメッセージが最後のページにあることで
トイレに対するイメージが和らぎ、「トイレって楽しそう!」と思える素敵なラストでした。
トイレトレーニングは思うように進まないことも多く
つい焦ってしまいますよね。
でも大切なのは「できるようになること」だけではなく
子どもが安心して一歩ずつ進んでいくことです。
絵本は、そのためのきっかけやサポートとして
無理なく取り入れられる方法のひとつです。
「やらなきゃ」と思いすぎず
親子で楽しく過ごす時間の中で
少しずつトイレに親しんでいけたら十分です。
発達に個人差があるのと同じで
トイレトレーニングの完了も2、3年ほど
子どもによって大きな個人差が出ます。
それぞれのペースを大切にしながら
無理のないトイトレを進めていきましょう。
私も実際に、息子がもうすぐ2歳になるため
本格的なトイトレを始めようかと思っているところです。
今回紹介した絵本を使いながら
おまるに大好きな車のシールを貼ったり
トイレに楽しいポスターを貼ったり
あの手この手工夫しながら取り組もうと思います。
一緒に、頑張りましょうね!
以上、チロでした!
